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『食を慎む』ことの秘密

平成十六年一月一日
2004/1/1
草薙
masayukih797@hotmail.com
http://sumeramichi.net/kusanagi/index.html

『食を慎む』ことの秘密

「神にささげずにむさぶるからメグリ積むのぢゃ。メグリが不運となり、病となるのぢゃぞ、運ひらくのも食物つつしめばよいコトバ慎めばよい。」

「食物、食べ過ぎるから病になるのぢゃ。不運となるのぢゃ。腹十分食べてはこぼれる、運はつまってひらけん。この判りきったこと、何故に判らんのぢゃ。ツキモノがたらふく食べていることに気づかんのか。食物節すればツキモノ改心するぞ。先ず百日めあてに、百日過ぎたら一年、三年つづけたら開運間違いなし。病もなくなってうれしうれしとなるぞ。」

共に『ひふみ神示第三十巻冬の巻補帖』より

 食事を慎むことの重要性を上記のように日月神示では繰り返し述べていますが、古くは江戸時代の観相家の水野南北が「開運の秘訣は食にあり」と唱えてます。水野南北は、自らの経験と見聞から、その重要性を発見しましたが、老化やガンといった人間の生命を脅かす難敵に挑む現代科学も、驚くべきことに日月神示や水野南北と同じ解答を導きだそうとしています。

 もちろん、その効果の全てを科学で全て解明しようとするのは現代の科学でも無理ですが、その一部、健康や生理学的な部分、特に老化の防止や、ガンの抑制等についての効果は、「カロリー制限」の名前で、日本よりむしろ欧米での研究が進んでいます。カロリー制限の研究の成果については、日経BP企画から「若返りの秘訣は腹7分」という、そのことについて詳しい本が出版されているので、その中の特に参考になると思われる内容の一部を紹介させていただきます。

ゲッシ類動物(ネズミなど)のカロリー制限の研究

 ゲッシ類動物に小さいケージの中で餌と水を制限しないで与えると、二年間に急激に体重が増加し、老化が急速に進んで、老化関連の疾患が始まり、老衰します。

 一方、カロリーを制限し(25〜40%減)、ただし必須栄養素は十分に配合した餌を与えたゲッシ類では寿命が伸びました。その上で、厳しい制限(約40%減)の場合では、ある種の腫瘍の発生を減らせることが分りました。

 また短時間の断食と食餌の繰り返しで、肝臓ガンの進行を止めることができました。中程度でのカロリー制限(20〜30%減)では、生存率を大きく伸ばし、慢性疾患の開始を遅らせ、脳下垂体や乳房の腫瘍の開始を遅らせることも確認されています。

 また、カロリー制限を行ったネズミは、通常の食事で暮らしたネズミよりも学習力と記憶力が高いことが、1987年のイングラム博士らの行った実験から確かめられてます。幾つかの同じ結果が報告されていて、脳に有益な影響をもたらすことが知られています。

『若返りの秘訣は腹7分』P70、P90より

サルでの研究

 中程度のカロリー制限(30%減)では、糖尿病と循環器病のリスクファクターを減少させました。その効果は、体重、体脂肪、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増加させ、インスリンレベルを減少させることなどが確認されています。その結果インスリン感受性、腹腔内の肥満、血圧などが改善されました。

『若返りの秘訣は腹7分』P71より

寿命が25パーセント伸びたラット

 アメリカのコーネル大学で、クライド.J.マッケイ博士が行った研究によれば、通常の食餌を自由に食べるラットとカロリー制限(ただし必須栄養素は十分に与える)を行ったラットのグループでは、カロリー制限を行ったラットの寿命が25パーセントも延長されました。

『若返りの秘訣は腹7分』P73より

 上記の事例の他にも、過激ではない適度なカロリー制限(概ね20〜40%減)が生体にとって好ましい影響を与える報告事例は多々ありますが、科学的にみても必須栄養素を十分に含んだ低カロリーの食事は、生体にとって有益なものであると、ほぼ立証されつつあるといえるでしょう。50パーセント減だと、生体は衰弱してしまうので、カロリーを制限するのは40%まで、ということになります。

 科学的な事例をざっと述べてきましたが、ここからは私自身の体験を少し述べたいと思います。とある事情から私が自分自身のために「生涯食を慎むべし」という決心をして、ちょうど1年が経とうとしていますが、その過程で様々な変化を経験しました。

 まず著しいのが体重の変化で、半年で78キロあった体重は63キロに減りました。その後は63キロ前後の極めて適正な体重で推移し、現在に至っていますが、身長が165センチですので、現在の体重は理想的な体重と言えると思います。会社で行う健康診断の結果も、一年前までは、中性脂肪、コレステロール、血糖値、肝機能に要受診の評価がありましたが、直近の健康診断ではオールA評価の完全な健康体を獲得しました。

 現在の年齢は34歳で、以前は、会社の管理職クラスに間違えられていましたが、今は20代後半だと思われるほど、容貌、容姿でも若返りました。

 また、運転免許以外の資格は持っていなかった私が、資格の重要性に気が付き、コツコツ勉強を続けた結果、あまりたいした資格ではありませんが、二つの資格試験に合格しました。現在も来年行われる資格試験に合格すべく、勉強を続けています。以前は勉強はおろか、受験する気も起きなかったのですから、自分でも驚くほどの心境と能力の変化です。

 資格試験ではないのですが、それまでどうしても出来なかったタッチタイピングも、努力の結果出来るようになり、仕事は著しく能率アップ、生活に余裕が出来ました。「食を慎む」ことによる内面の変化の効果の一部として、コツコツと努力を継続出来るようになったこと、驕らなくなったこと、ほとんどウツ状態に陥らなくなったこと、意志が強化されたこと等が挙げられます。他にも様々な内面の変化がありました。趣味で海釣りを始め、それによって交友関係が広がり、色々な楽しみや驚きを経験したのもその効果の一つといえるかもしれません。

 しかし、ここに書いた節食による変化の大部分は、水野南北が教えているとおりのことがわが身に起きたに過ぎません。たまいらぼ出版から「食は運命を左右する」という水野南北の教えの現代語訳が出版されていますが、その中にはさらに有益な情報が書かれています。

 先人我を欺かずというのが現在の正直な感想ですが、食について南北と同様のことを述べている日月神示についても、改めてその正しさを再確認した次第です。

 もっと早くに食を節していれば、と思うことがたびたびありますが、私の場合、これで駄目なら死ぬしかない、というくらいに追い詰められなければ、食を節することは出来ませんでした。

 一生食を慎むというのは、それぐらいの覚悟がないと出来ないことなのかもしれません。飲食を楽しむような根性では運勢は開けないと、水野南北は述べています。孔子は「食こそが人品を養う基本だ」と述べましたが、今、ようやくその意味がわかったような気がします。

 具体的な節食の方法については、いずれ紹介する機会もあるかもしれませんが、とりあえず私の拙い体験が、皆さんの役に少しでも立つことを願って、締めくくりとしたいと思います。

以上

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参考文献

ひふみ神示 岡本天明著 太陽出版
若返りの秘訣は腹7分 橋本浩明著 日経BP企画
食は運命を左右する 水野南北著 たまいらぼ出版
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