私は通常のキーボードで親指シフトがやり易いように、右手打鍵のキーを一つづつ右へずらしました。



ちょっと見た感じでは、『親指ひゅんQ』でも同様の事が出来そうな気配がしますが、実際はどうなのでしょうか?
写真の『SONY VAIO JX-11』のキーボードでは、キートップの裏側を削らなければ入れ換えられないキーが二つ有りましたが、打鍵感は全く変わらず、問題無く使用できました。東プレの『Realforce106』(最高 !!)では、削らなければ入れ換えられないキーは有りませんでした。
なお、私はこれから説明するキーの入れ換えとショートカットの割り当てを『猫まねき』で行いました。
また、これから出てくる【Ctrl】と【Alt】は全て左側のものを使用しています。


| Ctrl + X | 切り取り |
| Ctrl + C | コピー |
| Ctrl + V | 貼り付け |
| Ctrl + Z | やり直し |
| Ctrl + A | 全て選択 |
| Ctrl + S | 上書き保存 |
| Ctrl + F | 検索 |
| Ctrl + R | 置換 ( Ctrl + H の場合も多いです) |
| Ctrl + J | ⇒ | ← |
| Ctrl + L | ⇒ | → |
| Ctrl + I | ⇒ | ↑ |
| Ctrl + K | ⇒ | ↓ |
| Alt + J | ⇒ | Shift + ← |
| Alt + L | ⇒ | Shift + → |
| Alt + I | ⇒ | Shift + ↑ |
| Alt + K | ⇒ | Shift + ↓ |
名機との呼び声高いキーボード『Realforce106s』に乗り換えた事に合わせ、キー配置やショートカットを変更しました。
スペース ⇒ 無変換 (親指左) (これは以前と同じです) 無変換 ⇒ Ctrl ひらがな/カタカナ ⇒ スペース Ctrl + J ⇒ ← Ctrl + L ⇒ → Ctrl + I ⇒ ↑ Ctrl + K ⇒ ↓ Ctrl + Shift + J ⇒ Shift + ← Ctrl + Shift + L ⇒ Shift + → Ctrl + Shift + I ⇒ Shift + ↑ Ctrl + Shift + K ⇒ Shift + ↓ 【Ctrl】と移動ショートカットの説明
現在は【CapsLock】ではなく【無変換】に【Ctrl】を割り当てています。これは昔から、一番よく使う機能キーである【Ctrl】を、最も耐久力が無い小指で押すことに疑問が有ったためと、【CapsLock】に【Ctrl】を割り当てた場合、「全て選択(Ctrl + A)」 や 「やり直し(Ctrl + Z)」 の際に、普段は小指で押しているキーを薬指で押さなければならない事に、ずっと違和感が有ったからです。それに 「貼り付け(Ctrl + V)」 の際に手を無理に広げるのが辛かったのも有ります。
このようなキー配置とショートカットの割り当てにより、「やり直し(Ctrl + Z)」 「切り取り(Ctrl + X)」 「コピー(Ctrl + C)」 といった最もよく使うショートカットキーが、通常の入力作業時と同じ指で押せるようになりました。それに 「貼り付け(Ctrl + V)」 の際に無理に手を広げる必要がなくなったので、感覚的にも身体的にも非常に楽になりました。
ただ、これにより親指シフトのホームポジションを頻繁に崩す事になる点は賛否が別れると思います。私も慣れるまでは、左の親指をホームポジションに戻し忘れたまま入力を始めてしまいました。それに親指シフト専用キーボードや使用するキーボードの【無変換】の位置によっては、親指が窮屈すぎて手に負担をかけてしまう配置である事は否めません。
範囲選択ショートカットの説明
【無変換】に【Ctrl】を割り当てたことに合わせ、【Ctrl】+【Shift】+ 【J】【L】【I】【K】で文字列の範囲選択ができるようにショートカットを変更しました。以前、【Alt】+ 【J】【L】【I】【K】に割り当てていた時に比べ、同時に押さなければいけないキーが一つ増えましたが、やってみると以外に具合が良いです。というのも、これにより 「移動 → 選択 → 実行(切り取り、コピー)→ 移動 → 実行(貼り付け)」 の一連の動作が、一度も【Ctrl】から指を離す事なく行えるようになったからです。
それに【Shift】を押して範囲選択を始めるのが通常の範囲選択動作と同じなので、感覚的な違和感が少ないです。そして手の平の両端に有る親指と小指を同時に使用するのは、意外なほど安定感が有り、肉体的な疲労も少なくなったように感じます。
それと以前の配置に比べ、それぞれのアプリケーションが【Alt】+ 【J】【L】【I】【K】に割り当てていたショートカットを犠牲にする必要が無くなりました。
スペースキーの説明
上記のような変更によって居場所が無くなってしまった【スペース】は、私が全く使用しない【ひらがな/カタカナ】に割り当てました。右手打鍵のキーを一つづつずらす事によって、【ひらがな/カタカナ】は親指で非常に押し易くなりました。この配置については異論が有ると思いますが、日本語入力を主体とする私には、空白の入力頻度はそれほどでも有りませんので、特に問題は発生しましせんでした。
空白を多用するのは、日本語入力時より英字入力(IME/OFF)時だと思います。私的な環境の事で申し訳有りませんが、私の使用している『富士通ジャパニスト2003』には、英字入力の際に、【変換】と【無変換】で空白を入力できる機能が有りますので、個人的には全く問題が無かったりします。
その他の説明
【Ctrl】を【無変換】に割り当てた事に伴い【CapsLock】が空きましたが、これには【IME ON/OFF】を割り当てるなどのアイディアが浮かびます。この辺りは私も【Esc】を割り当ててみるなど試行錯誤中です。色々と独自に試してみるのも楽しいでしょう。
それで一つ書き加えたいのですが、私は、このような【Ctrl】とショートカットの配置により 「面白い可能性が生まれた」 と思っています。と言うのも、【Ctrl】と他のキーのショートカットの組み合せに、
【Backspace】 【Delete】 【Enter】 【Esc】 【Tab】
などを割り当てれば、文章の編集作業の中でも主要な割合を占める、
「後退」 「削除」 「決定(もしくは改行)」 「取り消し」 「タブ挿入」
などの動作が、「移動」 「範囲選択」 「実行」 の動作と連続して、つまり【Ctrl】から一度も指を離すことなく行えるようになるからです。これは 「肉体的、感覚的な断続が少ない」 という事でもありますから、文章の生産性の向上や疲労の軽減にもつながると思います。
ただし、やり過ぎると他の機能へ割り当てられるショートカットが少なくなって逆に使いにくくなますし、場合によっては 「断続感が有った方が良い操作」 も有ります。その辺りは自分のパソコンの用途と照らし合わせて確かめてみて下さい。
少々追加すると、私の使用している 『猫まねき』 などがそうなのですが、世の中には「キー配置やショートカットの内容をアプリケーション毎に自動的に変更できるソフト」というものが存在します。そういったソフトを使用するのも、ショートカット関連の問題を解決する一つの方法となるでしょう。
では、私のホームページが皆さんのキーボード研究の一助となる事を願っています。
2004年1月2日(金) 21:37 meiki付記
パソコン便利ツール集 〜ディスク・トップ・ツール〜
http://makotowatana.infoseek.livedoor.net/desk.html#nicola
これは、このページにリンクを張って下さった渡辺真さんのホームページです。親指シフトの有用性を証明する資料や、実際に親指シフトを使用する際の事例などがたくさん掲載されています。親指シフトに興味が有る方は御一読を。
姫踊子草(ひめおどりこそう)
http://hp.vector.co.jp/authors/VA011751/software/himeodorikosou/
これは 『姫踊子草』 という 「キーボードを様々な配列へエミュレーションするソフト」 を紹介しているホームページです。このソフトの作者の鈴見咲君高さんは、私よりもずっと早く 「右手打鍵のキーを一つづつ右へずらす」 ことに気付き、その機能を 『姫踊子草』 に持たせておられました(ボタン一発で実現!)。親指シフトの他にもたくさんのキー配列を実現していますので、それだけでも貴重なソフトと言えます。
キーボードの親指シフト配列へのエミュレーションといえば 『親指ひゅんQ』 が有名ですが、『姫踊子草』 の方が良いという人もいます。色々と試して自分に合うものを探してみると良いでしょう。