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対訳 日月神示

制作中の『対訳 日月神示』を掲載するページです。
後述する問題のために完成しない可能性が高いので、
予告なく変更、中止、削除する場合があります。

更新履歴

最終更新日 2024 年 12 月 1 日

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対訳 日月神示

巻数巻名対訳頁数
見本上つ巻 第1帖
2頁
 
第1巻〜第23巻
1巻
≀ 
23巻
上つ巻    ほぼ完成していたのですが、
 ≀      “お蔵入り”にしました。
海の巻     理由は後述します。
 
第24巻〜第30巻
24巻黄金の巻
25巻白銀の巻
21頁
26巻黒鉄の巻
33頁
27巻春の巻
28巻夏の巻
17頁
29巻秋の巻 (制作中)
30巻冬の巻
11頁
冬の巻 (追伸)
1頁
神示の原文を
読まれる人のために
5頁
 
五十黙示録
31巻扶桑の巻
15頁
32巻碧玉の巻
18頁
33巻星座の巻
14頁
34巻龍音の巻
16頁
35巻極の巻
15頁
36巻至恩の巻
11頁
37巻五葉の巻
11頁
補巻紫金の巻
12頁
訳者から
1頁
 
訳文のみ
17巻地震の巻 (昭30)
40頁
地震の巻 (昭31/差分のみ)
補巻月日霊示 (昭31)
月光の巻 (昭38/差分のみ)

見本の『上つ巻 第1帖』だけは旧方針に基づいています。
23巻までは岡本天明訳の不備を補訂していましたが、
24巻以降の新方針では不備も含めて可能な限り再現します。

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以下は制作上の“裏事情”“注意事項” の話なので、
よほど興味のある人以外は読んでも意味はありません。

目次


制作の経緯

制作の発端2023/6/17
制作中の紆余曲折2023/6/17
著作権の問題2023/6/17
資料の精度の問題2023/6/17
第一巻から第二十三巻をお蔵入りにする2023/6/17
『対訳 日月神示』は未完で終わる可能性が高いが……2023/6/17

制作の方針

日月神示の著作権と対訳の底本2023/6/17
対訳の注意事項2023/8/30
原文2023/8/30
訳文2023/8/30
印刷2023/8/30

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制作の経緯

制作の発端

 日月神示は自動書記による“原文”と、原文を翻訳した“訳文”で構成されるという特徴があります。原文は「八通りに読める」と言われているので、訳文を完全に統一するのは恐らく無理です。

 そこで重要になるのは「訳文が妥当か検証できること」であり、そのためには原文を参照する必要があります。しかし、日月神示の原文資料は稀少になり、近年は訳文から新規の訳文が作られていて、徐々に原文とのが大きくなっていることを誰も気付けない状態です。

 この状況を改善するために、原文と訳文を併記する“対訳形式の日月神示”の制作を思い立ちました。これが約二十年前の話で、確か西暦2001年頃でした。

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制作中の紆余曲折

 対訳形式の日月神示を制作して、インターネットで無料で配布する構想は2001年頃に思い立ち、実際の作業は少し後から開始しました。

 『すめらみち』の論考を書くかたわらで、少しづつ『対訳 日月神示』を作っていたのですが、“著作権の問題”“資料の精度の問題”から迷走する羽目になりました。

 その辺りの裏事情も書き記します。

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著作権の問題

 制作開始時の『対訳 日月神示』の原文の底本にしたのは、昭和五十一年の『原典日月神示』です。当時は実質的に入手できる唯一の原文資料でした。この本は岡本のりさんの名義の著作なので、どのように扱うにも本人の許可を得る必要がありました。

 御本人に会って『対訳 日月神示』を世に出す許可をお願いしたのですが、断られました。『対訳 日月神示』が駄目なら『原典日月神示』の再販だけでも実現したいと思い、費用は全額こちらで負担して利益は全て渡しますと言って再度お願いしたのですが、こちらも断られました。

 晩年の三典さんの所には、他にも日月神示の出版の打診があったそうですが、「全て断っている」とのことでした。余談ですが、1991年の『改訂版 ひふみ神示』は「ビルが建つ」と噂されるくらい売れましたが、三典さんに金銭的な利益が1円も入って来なかったので、そういった話を警戒するようになったのかもしれません。

 他にも、日月神示の研究のために直筆や古い資料を見せて欲しいと頼んだのですが、これも断られました。後に関係者から話を聞いたのですが、その時点で既に三典さんの手元に日月神示の直筆が無かった可能性があります。また、天明氏の第一仮訳を三典さんが第二仮訳で書き換えたことは、古参の信奉者から度々批判されて対立していたらしく、古い資料との照合による検証を、三典さんは望んでいなかったようです。

 そうこうしている内に岡本三典さんが亡くなられました。2009年のことでした。三典さんには子供や後継者がおらず、身寄りもなく、遺書も残さなかったので、著作の権利を誰が相続するのかは不明のままでした。

 法的に相続する権利を有する遠縁の親戚とのせっしょうは、三典さんの隣家の人が善意で引き受けたのですが、役所が調べた対象者が三十人以上いて、話し合いにはとても時間がかかったそうです。

 その隣家の人も何年か前に亡くなられて、三典さんの名義で出版された日月神示の著作権を、現在は誰が所有しているのかは知りません。

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資料の精度の問題

 『原典日月神示』のデータ化や『対訳 日月神示』の制作と並行して、日月神示の古い資料を探していました。岡本三典さんが亡くなられてから数年後、『原典日月神示』が底本にした『ひつく神書研究資料』を入手できたので、両者を照合してみました。

 すると『原典日月神示』にはそれなりに不備があり、原文資料としての精度は必ずしも高いとは言えないことが判りました。そして、僅かに残っている直筆の複製コピーと照合すると、『ひつく神書研究資料』すらも完全な写しではないことが判明しました。

 こういった資料の精度の問題から、本サイトで便宜的に“原書”と呼称している直筆オリジナル複製コピーを求めて、ほうぼうを探し回っていたのですが、所在は判らないままでした。現存しているのかどうかも不明です。

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第一巻から第二十三巻をお蔵入りにする

 著作権と資料の精度の問題を解決できず、途方に暮れて時間だけが過ぎて行きました。

 そして、2023年に老舗しにせの出版社が『原典対訳 日月神示』を出すという情報が入って来ました。『原典日月神示』を底本とする原文に、新規の訳文を併記する形式であり、基本的な方針コンセプトは『対訳 日月神示』と一緒でした。

 実績のある出版社 プ ロ が同じ底本と形態コンセプトで出す以上、素人アマチュアが制作した資料に出る幕はない」と判断し、『対訳 日月神示』の第一巻から第二十三巻は、日の目を見ないまま“お蔵入り”させることにしました。

 それで「他にできることはないか」と考えた所、『原典日月神示』と『原典対訳 日月神示』の収録範囲外である、第二十四巻以降の対訳を製作して配布すれば、日月神示の研究者の役に立つだろうと考え、改めて「『対訳 日月神示』の制作を第二十四巻以降に限定して再開した」というのが大筋の流れです。

 ちなみに第二仮訳で書き換えられた箇所は、第十六巻を除けば第二十四巻から第三十巻に集中しているので、これから作る『対訳 日月神示』は意外なほど役に立ちます。

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『対訳 日月神示』は未完で終わる可能性が高いが……

 著作権の問題は『原典日月神示』ではなく『ひつく神書研究資料』を底本にすれば解決できることは判っていました。しかし、資料の精度は『ひつく神書研究資料』でも解決が難しい問題でした。

 日月神示には全体で幾つかの区分があり、通常は第二十三巻以前と第二十四巻以降が明確に区別されます。これは岡本天明氏が『五十黙示録』のあとがきで、第二十四巻『黄金の巻』から第三十巻『冬の巻』を、「二十三巻の所から出た枝のようなもの」と明言しているからです。

 そのような背景があるからなのか、『ひつく神書研究資料』で確認すると、第二十四巻以降は原文が素直と言うか、「原書を確認できなくても問題が生じる可能性は低い」ように見えるのです。このため『ひつく神書研究資料』から作っても問題は比較的起きにくいと思われます。

 逆に第一巻から第二十三巻は「原書を確認できなければ問題が生じる可能性が高い」と言わざるを得ません。「地震の巻の絵の簡略版のようなものが幾つもある」と言えば判り易いでしょうか。原書をそのまま使うか、細心の注意を払って模写トレースしなければ箇所が複数あるのです。

 ですから『対訳 日月神示』の第一巻から第二十三巻までは、「『ひつく神書研究資料』だけではもう一度作る気力が湧かない」というのが正直な感情です。『ひつく神書研究資料』は“日月神示の資料の事実上の起源オリジンであり、原書を除けば最も精度が高い資料ですが、これですらのです。

 できるなら第一巻から五十黙示録までの全巻の対訳を作って無料で配布したいのですが、原書は現存しているのかどうかも不明なので、残念ながら『対訳 日月神示』が完成する見込みは薄いと言わざるを得ません。

 それでもいちの望みをかけて、『対訳 日月神示』の完成と無料での配布のために、原書の情報をお持ちの方がいらっしゃったら教えて頂ければ幸いです。 

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制作の方針

日月神示の著作権と対訳の底本

 これまでに出版された日月神示の著作権について簡単に説明します。そこから『対訳 日月神示』の制作に使用できる底本が決まります。

 
岡本天明の著作権(草稿/第一稿)2014年まで
    〃    (清書/第一仮訳)  〃
岡本天明の共著者の著作権?2040年まで?
×岡本三典の著作権2060年まで

【原文U】 ひつく神書研究資料昭和23〜27年
神示 (黒表紙本)昭和26年
神示 (赤表紙本)昭和27年
【基本訳】昭和28年
日月神示 第一訳昭和29年
地震の巻昭和30年
地震の巻昭和31年
月日霊示  〃
【原文W】昭和35年
【原文X】 五十黙示録昭和37年
×日月地聖典(下篇)昭和38年
×原典日月神示昭和51年
×【第二仮訳】昭和51〜54年
×一二三平成3年
×改訂版 ひふみ神示  〃
×新版 ひふみ神示平成13年
 

 基本的には著作権が切れた“岡本天明の著作”を底本にするしかないのですが、注意が必要な資料が幾つか有ります。

 『日月地聖典(下篇)』は岡本天明氏が存命中から出版の準備が進められていましたが、その最中に天明氏が死去したので、岡本三典さんの名義で出版されました。系統的には第一仮訳(天明訳)に分類されると言えますが、著作権が三典さんにあるので底本としては使用できません。

 『原典日月神示』や昭和五十年代に出版された第二仮訳(三典訳)も、三典さんの著作権が切れていないので底本にできません。第二仮訳の紙面を複写コピーして出版した『一二三』、『改訂版 ひふみ神示』、『新版 ひふみ神示』も同様です。

 少し複雑なのは昭和二十九年に出版された『日月神示 第一訳』です。これは全文ひらがな訳の基本訳をもとに漢字かな混じり文として制作され、以降の日月神示の大半の底本になりました。通常は「第一仮訳」や「天明訳」と言えばこの本を指します。

 ただ、この本の奥付ではこうえつが岡本天明、訳者が菅原信雄と林松治になっており、“三人の共著”の扱いになる可能性が否定できません。そのこともあってか、林松治氏が主宰したあめつちの会は、昭和四十七年に日月神示を独自に出版しています。これは孔版だった昭和二十九年の『日月神示 第一訳』を活版にしたものです。

 林松治氏が亡くなったのは平成元年なので、昭和二十九年の『日月神示 第一訳』への著作権を持つとすれば、切れるのは2040年になります。ただし、菅原信雄氏の没年によっては更に伸びることも考えられます。このように不明瞭な点が多いので、現時点では昭和二十九年の『日月神示 第一訳』を底本として使用することはできません。とは言え“最も純粋な天明訳”である基本訳が使えるので、制作上の不都合は特にありません。

 以上の内容から、対訳形式の日月神示を制作して無料で配布したい場合は、“共著ではない岡本天明の著作”を底本にする必要があります。これは上で列挙した◎印と○印の資料が該当します。

 ×印の資料は著作権が切れていないので、底本として使用できないものです。△印の資料は『ひつく神書研究資料』の内容を書き写したものであり、基本的に底本として使用する必要はありません。○印の資料は◎印の資料の不備を訂正した箇所があるので、その部分は補訂の底本にします。

 原書を除けば◎印の資料の精度が最も高く、○印の資料の一部も参考になり、なおつ著作権の問題も発生しないので、これらの資料を底本として『対訳 日月神示』を制作します。

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対訳の注意事項

 自動書記の原書をとうしゃした原文資料は、“癖字”崩し字“一筆書き”ごうが多々あります。そのため、判別が難しい箇所は「訳文から原文を推測する」という手法で文字を特定するしかなく、活版での再現性や正確性には限界があることを、予め御了承ください。

 また、最も精度が高い『ひつく神書研究資料』でも、原書の謄写が不完全であることは既に判明していますし、判読難の多さから『対訳 日月神示』の編集上のも完全に無くすことはできないでしょう。ですから、たとえ原文資料であっても過度に信用することは控えて下さい。

 他には、可読性の向上、音読の参考、研究の効率化などのために、“底本の本文に影響しない範囲での工夫”を行います。具体的な内容は以下の通りです。

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原文

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